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September 07, 2008

江戸っ子の定義

俗に『三代続いたら江戸っ子』と言いますが、今も昔も江戸(東京)は諸国の吹き溜まり、田舎者で成り立っています。


山東京伝の『通言総まがき』(1787年)によると
『金の魚虎(しゃちほこ)を睨んで、水道の水を産湯に浴びて、お膝元に生まれ出ては、拝搗の米を喰らって、乳母日傘にて長(ひととなり)、金銀の細螺(ささご)はじきに、陸奥山も卑とし、吉原本田のはけの間に、阿房上総を近しとす。隅水(すみだがわ)のしらうおも中落を喰わず、本町の角屋敷をなげて大門を打は、人の心の花にぞありける』
だ、そうです。


金の魚虎(しゃちほこ)を睨んで
江戸城の天守閣には金のシャチホコがあったんですけれど、このころは燃えちゃってないんですよね

水道の水を産湯に浴びて、
羽村から四谷大木戸を通って江戸城に入る玉川上水のことです。一旦、江戸城に入って使わない水が町人の飲み水になります。

お膝元に生まれ出ては
もちろん、将軍のお膝元ですね

拝搗の米を喰らって
白米、銀しゃりのことです
乳母日傘にて長(ひととなり)
乳母に日傘をさされて育った

金銀の細螺(ささご)はじきに
小銭をおはじきにして遊ぶ
隅水(すみだがわ)のしらうおも中落を喰わず
白魚の中落ちを取って食べる。取れるもんなら、取ってみろ!と、ツッコミたくなりますよね。

本町の角屋敷をなげて大門を打は
日本橋本町の角地(当時の一等地)を売って吉原に行く


江戸時代、いったいこの条件に当て嵌まる江戸っ子がどのくらいいたんでしょうか?

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