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September 10, 2006

鋳物の町

富山県高岡市金屋は鋳物の町です。高岡にはいたるところに鋳物があります。
駅の改札に巨大鍋、ロータリーには大友家持の像。商店街のあちこちに鋳物。旧家の庭にも鋳物。奈良、鎌倉に続く日本三大仏『高岡大仏』もあります。Imono
ライオンの像には猛獣のためか、脚に鎖が巻きつけてありました。

東京で鋳物の町と言えば、埼玉県川口。キューポラのある街、工場を想像しますが、金屋は電柱もない石畳の道に千本格子の家が軒を並べ、城下町の風情です。

Inono2道沿いには母屋、中庭を挟んで土蔵、その奥に工場(吹屋)なので、道路からは工場が見えません。土蔵で母屋と隔てることで、もし火災になった時の延焼を避けるためだそうです。

町の起こりは古く、慶長14年(1609)、前田利長が高岡に城を築き、慶長16年に河内から勅許鋳物師の流れを組む7人の鋳物師を招いて、金屋町に住まわせました。
鋳物師たちに免税など職業的特権を与えられたそうです。
Kanaya
元和元年(1615)の一国一城令で高岡城は廃城となり、武士も金沢へ引き上げた。城下に人がいないんじゃ商売にならないので、町民も移ろうと思っていたら、三代藩主利常が転出禁止の布告を発し、町民の足留。城下町をそのまま商工業都市とし、産業の発展に力を入れた。

当初は鍋、釜、鋤、鍬などの日用品や農機具などを製造していたが、江戸時代後期になると、銅鋳物の生産が盛んになり、釣鐘や仏像などが作られるようになりました。
1873年にウィーンで行われた万国博覧会にも出展。芸術性の高い美術品も多く作られるようになったそうです。
町内で今でも続けているのは5件ほど、ほとんどが時代のせいか大工場化となり、郊外に移っていったそうです。

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