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September 03, 2006

土蔵のある町並み

富山県高岡市の山町筋は土蔵の町です。Imgp6527
仏壇屋さんも土蔵、呉服屋さんも土蔵、薬屋さん、喫茶店、普通の会社も土蔵、もちろん町の資料館も土蔵です。資料館は元校長先生のおじいちゃんが案内をしてくれます。はかり屋さんも土蔵と思ったら半分、洋風??昭和の始めに道路拡張があって、削りとられ左半分が石造りの建築になったそうです。面白い。
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町の名前の由来は、豊臣秀吉が、後陽成天皇と正親町上皇を聚楽第に迎え奉るときに使用した「御車山」を、加賀初代藩主・前田利家が拝領。二代藩主・利長が町民に与えたそうです。
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今でも、5月1日の高岡御車山祭では山町筋を山車が練り歩きます。

土蔵の町になったのは明治33(1900)年に市街地の半分以上を焼失する大火の後です。Imgp6566
県は建築規則で防火構造を義務づけたため、土蔵もしくは耐火に強いレンガづくりの町並になったそうです。

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重厚な土蔵や当時最新のレンガの西洋建築は相当お金がかかったと思うのですが、さすが前田候のお膝元、しかも旧北陸道の街道沿い、そして日本海と言えば「北前船」豪商がいない訳が無い。土蔵の地味なイメージとは違い、内装は贅を凝らしていました。
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また、所々に明治・大正の面影が残るルネッサンス風の建物もあります。
その中でも富山銀行は圧巻で、1914年に東京駅を設計した辰野金吾氏が監修したそうです。
赤レンガの壁面に緑青の銅板葺き。柱や窓には花こう岩を使ってありました。所々に細かいレリーフがしてあり、1回見ただけでは見きれません。
会議室のステンドグラスや天井の漆喰も素晴らしいそうです。残念なことに中に入れませんでした。
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この町の凄いところは重要文化財だったりしているところで、普通に住んで生活していたり、商店や会社、銀行が普通に業務を執り行っているところです。
現代の暮らしでは不都合なことがいっぱいあったり、建物の保存が大変だと思うのですが、町全体が歴史ある町を残そうと頑張っています。
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ひな祭りには旧家に伝わるお雛様を町全体で飾ったり、8月には「土蔵フェスタ」と名を打って、それぞれの家の所蔵品を展示したりイベントを行なうそうです。
ちなみに、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。今年、5月には小泉総理も来たそうです。

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