« 土蔵のある町並み | Main | いろいろな形に見える岩 »

September 05, 2006

重要文化財 菅野家住宅

1900年の大火で町の半分以上を焼失した山町筋は燃えにくいということで、土蔵の町屋になりました。Dozou
山町筋の土蔵の中でもひときわ大きい菅野家は、店の間、店座敷、仏間、本間などの一部を一般公開しています。なぜならば、人が住んでいるからです。
お嫁に行った娘さんが里帰りをしていて、中を案内してくれました。Rennga1

菅野家は江戸時代末期から明治にかけて廻船の興隆に伴い財産を築きました。
明治には高岡銀行、高岡電灯を設立する一方で、政界にも進出するなど高岡の政財界の中心的存在でした
今は高岡瓦斯株式会社になっています。瓦斯???これはガスと読みます。上がってすぐの店の間に昭和初期から今までのガスの歴史が展示されています。昔、実際にあったガスの自動販売機がありました。To

奥の間は意匠を凝らしてあり、壁はなんと朱色。瑪瑙の粉を混ぜてあるそうです。ざらさらしていて、掃除の時に洋服なんかを擦ってしまうと色が移り、落ちないそうです
壁が赤と言うのは抵抗がありますが、えび茶に近い落ち着いた朱色です。ミョウにマッチしています。

その先に仏間。すごい!壁一面がお仏壇。黄金の曼荼羅です。Hisashi

覗き込んでバチが当たるんではないかと思っていたら、これは飾り仏壇で仏様はいらっしゃらないそうです。法要などの催事のときに仏様を移すそうです

その次の間が中庭が望める本間。
柱や長押には柾目の桧や尾久杉などを使用。北前船で運んできたそうです。Shoumei
天井にはスズランのような大正時代のシャンデリアが下がっていました。かわいい。これはほしいですね。今の時代でも十分合うと思いますよ
不思議だったのが、葡萄の木で作ったテーブル。これは別に綺麗でもなく、と言うか木の目がまだらで気持ち悪い。どういう意図で作ったのか。。。。話しによると、希を狙ったのではないか、人がしないようなことをしたかったのでは。とのこと、お大尽の考えそうなことだね。Ki

ここの主は中庭がお気に入りのようで、お客用のお風呂から中庭が見えるようになっています。
庭には朽ちた木が立っています。なんの酔狂かと思いきや、1900年(明治33年)の大火の名残だそうです。教訓として残したのかどうか分かりませんが、今では庭の一部になり趣があります。

隣りの土蔵は喫茶店になっていたので、一休み土間のテーブル席、奥の座敷があります。風通しがよく、扇風機が置いてありましたが使う必要はないですね。
強い日差しと対照的で中は暗くひんやりしています。座敷の畳もひんやり。座布団をうちゃって座りました。漆喰の白壁も涼を増します。Kisa

中庭を見ながら抹茶白玉をいただき、時間を忘れ長居をしてしまいました。
時間も空気もゆっくり流れ、ボーッとしていたわりには充実感があり、充電したなぁ。と言う感じ。来てよかった。

|

« 土蔵のある町並み | Main | いろいろな形に見える岩 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 重要文化財 菅野家住宅:

« 土蔵のある町並み | Main | いろいろな形に見える岩 »